First blood

最近、レンタルビデオ店をのぞくと、特設コーナーが設けられていて旧作やシリーズ作品をピックアップしたり、ちょっとしたお祭り状態っぽくなってる時があるよな

確かにここの所、リメイク映画やかなり前の作品の続編映画が多く作られていて、それらの旧作を見直しする機会ができるのはいい事だ

少なくとも俺自身としては、こういった傾向は素直にうれしいんだが、余計な改変や付け足し、そもそも本質的なところで違うみたいなのも多く、かといえば旧作より良いシーンやすっきりまとまっていたり、旧作を知っている人向けのアレンジ等もあったりして、一つひとつの映画に関しては一概に良い悪いを判断できずにいる


そんなところに一つのうわさ?が・・・・・・









↓    ↓     ↓

rambo












新作決定だってよ

リメイク? 続編?

ランボー4でジョン・ランボーがついに故郷の家に帰るという感動的なラストをもって、安らかに終了 
って事で、シリーズ最初からトラウトマン大佐の様な気持ちでずっと見守ってきたこの俺が、結構涙目になりながら感動してんだから続編とかはちょっとカンベンなんだが
もう、休ませてやってくれよ 本当に

すまんけど  大丈夫か? 本当に? やめた方がいいんじゃねえか?って言葉しか出てこない




前置きが長かったが今日の【これだけはみとけ】以下 ネタバレ注意


ランボーの第一作 邦題 ランボー  原題 First Blood

First blood







実は俺とジョン・ランボーの出会いはこの映画では無く原作の「一人だけの軍隊」
という小説だったんだ
当時高校生だった俺は駅の近くの書店で立ち読みするのが日課だったんだが、何日か掛けて、とうとう立ち読みでこの小説を読み終えた
小説でのランボーはスタローンのランボーとはちょっとキャラが違っていて、映画とは結末も異なるし続編につながらない内容だったと思う

映画の方は見ていない人が稀だとおもうがあらすじを駆け足で

田舎町に戦友を訪ねるベトナム戦争帰りの男ランボー 田舎町の保安官(名前忘れた)は面倒事をおこしそうな男だと判断して町の外にランボーを追い出す ← 結局これが面倒事の火種になるが保安官という立場での気持ちもわからなくもない気もする

結構親切そうにパトカーに乗せてやって郊外まで連れていき、やんわりと次の町に行くように促すのだがランボーは今来た道を意固地になって引き返す←まぁ 俺だってそうする 誰だってそうする

んでいいがかりつけられて逮捕→ 脱走 → 山に逃げ込み降りかかる火の粉を払う→警官が死亡(事故死みたいなもん)→面子的に警察が本気になる→被害拡大→上官が説得→失敗→再暴走→町壊滅的被害→上官再説得→投降

大体こんな感じ


事件に発展した理由はいくつかあるがあるがまず最初の保安官の対応のまずさ→これは日常でも結構よくある事だ  かなり前だが自転車に乗っていた娘が車に当て逃げされ、自転車中破、本人も転倒して怪我しているんで一応交番へ
交番の担当警官〇〇〇巡査があきらかに面倒臭そうに忙しくて相手にしていられない的言い回しから始まって、さらには娘さんに問題があるのでは?的な事を嫌味っぽくネチネチと言い出してきたんで、「仮にそうだとしても自転車に当て逃げした車には問題あるんじゃないか?被害届提出に来ているこちらが責められなければいけないのはなんでだ? 」みたいなクレーム言ったらピーポー君みたいなへんなお守りをくれた
ランボーみたいにグリーンベレー所属経験もねえし、そもそもベトナム帰りでは無く 仕事帰りなだけだったことを思い出した俺の戦意は挫かれ、結果としてこの巡査は警察のメンツを守り町を壊滅から救った 
このように俺のように温厚な人間ばかりではない以上、ちょっとした対応のまずさが大きなきっかけを作ることが多い

この対応としては保安官以上にマズイと個人的に考えている シリーズ最大の偽善者上官トラウトマン大佐の対応について
考えてみよう

警官隊ではラチがあかない為、説得に訪れたトラウトマン大佐(以下、マス男) 元グリーンベレーのランボーを補足すらできない警官隊を鼻で笑うような態度(俺にはそう見えた)で警官から反感を買い、協力させにくい空気を作り、どうせ俺しか説得できない的態度で(俺にはそう見えた)ランボーの説得を無線で行う
そしてあろうことか、わざわざベトナム戦当時の状況を演出し大いに煽り(俺にはそう見えた)ランボーの闘争心に逆に火をつけ、被害が拡大 山で収束させるべきだった事件を町にまで拡大する原因を作ったのはなにを隠そうマス男だった! と俺は考えている

ラストで説得に応じたランボーを伴っていかにも英雄みたいに(俺にはそう見えた)建物から出てくるマス男には辟易した

続編では服役しておとなしくしているランボーを敵地に送り出し、あろうことか撤収の際に見捨てる(理由はあったとはいえ大した抵抗するでもなく部下をチラっと見て去っていくのが印象的)
 
続々編では頼みの綱のランボーに断られてヘソを曲げ、実力も無いのに敵地へ 案の定捕まり 結局ランボーに戦車でヘリと正面衝突というありえない荒業まで駆使してケツを拭きに来させるという 駄目な上司のあり方 みたいなことをやっている
リチャード・クレンナという悪気の無い、一見害のなさそうな役者が演じているのもリアルでタチの悪さを一層濃くしている感があり絶妙だ
そんな中で完結編の4ではマス男の介入無しで事が進み、やっと自分の意思で家路につけたランボーを心から祝福したいと思っている矢先のリメイク情報

俺の中でランボーはマス男というしがらみから解放され、自分の意思で故郷へ帰還したのだ

そして願わくば実家で牛の世話とかをしながら平和に余生を送ってほしいのだ

もう 二度と呼びにくるなと言いたいんだ

前述したリメイクとかはカンベンという理由がここにある






以上、異論もあるだろうがあくまで俺的視線からの映画解釈としてスルーしてほしい














by Hornet




















































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2018年02月10日 Posted by Hornet  at 20:15 │Comments(0)これだけは見とけ!

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