赤タイツがサーフィンをやるかっ? Charlie Don't surf

おい!
そろそろDVDプレーヤーのクリーニングしたほうがいいんじゃないか?

なに? もう済ませただと?

どれどれ、見せてみろ

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こっ!これは!


ちがぁぁうぅぅぅぅ!


クリーニングディスクに見せかけたAVじゃねえか!

そろそろ、くだらんカモフラージュはやめろ!

子供がクリーニングしてしまったらどうするつもりだ?

さっさとこのDVDに入れ替えろ!





今日の【これだけは見とけ!】はコレ




赤タイツがサーフィンをやるかっ? Charlie Dont surf



【Apocalypse Now】

邦題の【地獄の黙示録】のがわかりやすいかも知れんな 
直訳すると【現代or現在の黙示録】となるはずだが、何で地獄となったのか良くわからん
コンラッドという作家の【闇の奥】という小説が下敷きになっているとのことで、邦題の意味がわかるかも知れんと、15年ぐらい前に文庫本を購入して途中まで読んだがフリーズしたままで再起動できていない

まぁ そんな事はともかく有名な映画だ

見ていない奴はすぐに見ておけ!
見た奴はもう一度見ろ!

↓ネタバレも含むかも知れんが、関係ねえっ!って奴はクリックしろ↓





俺が小学生の頃、うちの親父はなぜか子供が夜起きていることに異常に厳しくて、VHSビデオデッキが我が家に配備されるまで、夜9:00からはじまる洋画劇場を見ることは事実上不可能だった

そんな中

母方の祖父の家に何日か泊まる事が定例化していた小学四年か五年ぐらいの夏休みの事
祖父の家に転がっていたTVガイドだかテレビジョンの映画特集欄に出ていた波打ち際の海岸をバックに何機ものヘリが飛んでいるシーン

赤タイツがサーフィンをやるかっ? Charlie Dont surf






こっ!これは?
すげえっ!かっけー! 
これは絶対みなければならん!

放映は今夜と書いてある

チャーンス!

幸いな事にここに両親は来ていない
祖父母と従兄弟と兄弟のみ

いける! 今日こそまともに戦争映画を丹能できる

俺は兄弟(RAVEN  WOODPECKER DRAGONFLY)と従兄弟(HAWK)と共に夜へ向けての準備に入った

夜遅くまで起きていることへの祖父母への根回し
鑑賞しながら食べるオヤツやドリンクの確保
睡魔による攻撃を防ぐ為の昼寝

準備は万全だ!

21:00

主人公ウィラード大尉の独白から始まり、カーツ大佐暗殺任務を受け、哨戒艇(PBR)に乗り第一騎兵師団と接触

あれよ、あれよという間に前半のクライマックスとなる【ヘリ強襲シーン】へ



赤タイツがサーフィンをやるかっ? Charlie Dont surf




赤タイツがサーフィンをやるかっ? Charlie Dont surf




兄弟・従兄弟とも食い入るように見ていたと思う

そして俺が映画の中の人物で多大な影響を受けたキャラクターの一人
【ビル・キルゴア中佐】に出会う事になる


赤タイツがサーフィンをやるかっ? Charlie Dont surf





サーフィンができるという理由でその敵拠点への攻撃をきめた事に対して攻撃を反対をする部下に一喝
「ベトコンがサーフィンをやるかっ?」
まったく答えになってねぇw だがそこにしびれるぅ あこがれるぅぅぅぅ! 

PBRメンバーでサーファーのランスが戦闘開始してびびりまくっていることを気にも留めず
「あの波を見てみろ!左右に分かれて云々・・・・・・・」 もはやこの男にとって敵は、中華電動ガンの腐ったグリスに等しく、遊ぶ前に掃除をしておくべきゴミに過ぎない

一撃で敵車両に致命弾を与えて破壊した部下の射撃に対して表情も変えずに
「見事だった!ビールをおごろう!」
いちいちかっこいいわ このおっさんは
この、無理難題のゴリ押し&無茶振りの見事さと部下に対する愛情のハーモニクスは見習わなければなるまいw 


このとき見たテレビ版は、のちの特別版にある主人公達がキルゴア中佐のサーフボードを盗んで追跡をうけるシーン等は無かったバージョンだったからCMの後には場面が変わっていて、これ以降中佐と騎兵師団は登場しないのでガッガリした記憶がある
幼い俺は思っていたんだ
このまま騎兵師団と一緒にカーツ王国に攻め入るのか!と
キルゴアと騎兵師団がいればカーツなんて楽勝じゃん!と

ところが物語が進むにしたがって戦力は乏しくなり、哨戒艇が川を遡るにつれて子供には難しい内容になっていった

この頃になると俺以外の奴らはとっくに戦闘放棄してガッツリ寝に入っていた

感想を言いあえる者もいなく、哲学的な内容になるにつれて睡魔と戦っていた俺の目蓋も重力には逆らえなくなっていったんだと思う

カーツの王国にたどり着く前に俺は脱落した

小学生の俺にはとてつもなく長い、長い映画だった


ベトナム戦争の狂気をメインテーマにしたとされるこの映画は、特別編やREDUX等 色々なバージョンが作られ、様々な評価や解釈が存在しているので見て自分なりに感じるのが一番かと思う

一応自分は全部のバージョンを見ていると思うが、大人になってある程度内容も把握しキルゴアや戦場の狂気を理解はしていながらも、いまだにイメージとしては小学生の時に見た衝撃が大きな割合を占めているようだ
そして自分はまだこの映画の大半を理解できていないと思う



とりあえずこの映画から、うちのKOBURAに学んでほしい事は

【お前以外がスペースコブラをやるかっ?】

キルゴアの言葉を借りるとこうなる




by hornet


追記 哨戒艇乗組員のクリーン(若い方の黒人兵)役の俳優がマトリックスのモーフィアス役の俳優だという事を今知った



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2012年05月20日 Posted by Hornet  at 20:15 │Comments(1)これだけは見とけ!

この記事へのコメント
松崎しげるじゃない..
スペースコブラは僕がやり続けます(´ω)ゞ
Posted by kobura at 2012年05月21日 05:09
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