SilentStorm"Reboot"改め"Remember"？？

再利用って大事だよね

エコやリサイクルってキーワードが盛んに目に付くようになってしばらく経つが、俺が小学生の時分にはあまりそういった言葉は聞かれなかった
再利用や節約なんて事をうっかり口にしたら貧乏やらケチやらのレッテルを貼られるような、少なくとも俺の周りにはそんな風潮があった
実際貧乏だったから仕方ないんだが・・・・・・・・
ビックリマンチョコのシールだけを剥ぎ取り、チョコは駄菓子屋の裏に捨ててしまう、もったいないお化けに食われてしまってもいいような子供達がいた豊かな時代
世の中はといえば、かの有名なバブルのご時勢

映画だって今では考えられないような当時の一流俳優が多数出ているオールスターキャストの豪華なラインナップ　予算もかけ放題のバブリーな映画が多かったような気がする
そんなバブル景気の中であっても低予算映画は当然存在しているわけで、今日紹介する映画もそれに類するのかも知れない





今日の【これだけは見とけ！】










ロンメル軍団を叩け！・・・・・原題　RAID ON ROMMEL


なんでこっちが先なんだよ？順序が違うだろ？　　って思った親父は即クリックだ
↓　　　↓　　　↓　　　↓

まぁ　俺が小学生の頃はTBSの月曜ロードショーで繰り返し放映していたから当時目にした奴も多いだろう

冒頭のいきなりM2マシンガンでM3ハーフトラックを蜂の巣にする場面だけ見たあたりで、九時以降は子供が起きていることを絶対に許さなかった親父の「もう寝ろっ！」が炸裂し、悔し涙を流しながら眠りについた事が何度あったことやら

短い周期で何度か放映していてくれたおかげで、親父の目を盗んでビデオ録画し、やっと見れたときの感動はひとしきりだった

Thanks Mr 荻

映画の内容としては、英コマンド部隊がトブルクにある要塞砲を破壊しに行くというオーソドックスなパターンではあるが、当時の戦争物にはあまり登場しなかった火炎放射器を駆使して戦ったり、戦車を分捕って敵の燃料補給基地を奇襲したり、味方であるはずのP40に攻撃を受けて応戦する等、見所は結構あった

中でも、味方のM3ハーフトラックを中心とする車列が、敵であるドイツ軍憲兵隊のサイドカー軍団と並走しながら目的地へ向かうシーンが圧巻

タミヤの１／３５ミリタリープラモデルに心酔していた当時の俺にとって感動ものであり、第一級の戦争スペクタクルであった




ところがだ




この作品、実は別な映画のシーンを切り貼りしたスクラップブッキング的な低予算映画だというのだ


これが元ネタ

【トブルク戦線】










本家のこちらはだいぶ後になって鑑賞したんだが、なるほど
戦闘シーンのほとんどはトブルク戦線のシーンを流用(地雷原のシーンなんかは使わなかったみたいだけどね)
出演者とドラマ部分の違いだけでトブルクの要塞砲攻略という最終目標とかは大体同じな訳で、切った張ったするのには都合が良かったんだろうな
ドラマ的には本家トブルクの方が描写が深いような気がするけどね

このトブルク戦線、特攻野郎Aチームのリーダー・ハンニバルスミスことジョージペパードなんかも出演していて公開時には割とヒットを飛ばしたようだから、低予算にて夢をもう一度って感じに作っちまったんだろうな

だが、俺は本家より先にロンメル軍団を先に見ちまったせいかも知れないがそれほどの感動はおきなかったったというのが正直なところだ　　　
はっきり言えばトブルク戦線の方がパクリに見えちまったんだ
主演俳優もロックハドソンよりはリチャードバートンの方が好きだったしね
まぁ、どちらが先に作られようが公開が早かろうが、人は実際に先に触れちまった方のが頭へのインプットが強く記憶にも残るもんだ

今日の教訓・・・・・・・・・女でも映画でも先に印象付けた方が勝ちってことだ　憶えとけよ



これから見る人は是非両方を見比べて欲しい
見る順序は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

どっちでもいいわ




by hornet




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